2021年11月4日木曜日

ジェンダー・フリーへ

聖書は、イエス・キリストを信じる者たちは神の子であると教えます。 それゆえ、クリスチャンたちは、神の家族であり、互いは信仰における「兄弟姉妹」です。 そこで、教会の中では、男性に対しては「○○兄」、女性に対しては「○○姉」という敬称で呼ぶことがあります。 けれども、呼ばれる人本人が、自分を「兄」または「姉」と呼ばれることをどう思っているか、という点については 考えてこなかったのではないか、と思います。 先日、選挙のアンケートの電話がありました。いくつもの質問の最後に、「あなたの年齢は?」とか「性別は?」 という質問があり、「私の選挙に対する考え」と「私の属性」に一体何の関係性があると思っているのだろうか、と 不快な思いがし、電話を途中で切りました。 私どもの教会では、週報などの内部文書で、「兄」や「姉」という敬称を用いることを止めました。 どなたでも「○○さん」と記載しています。 小さな取り組みですが、人がその属性で区別や差別されることなく、一人の人間として敬われることを目指したいと願います。 シロクマ